満ちては溶け出す月明けに
泣き蟲な君が呼んでいる
悒々 入り江を彷徨えば
僕は幸せでしょうか
僕の隣と 君の隣を
不意に抜けた彌生の風(fēng)
明日は帰ろう お家に帰ろう
君は無口のままで
思い出は取り殘され
十日余りの月だけ
もう見たくもない
溶けても満ちないこの夜に
僕だけが埋める最終便
悠々 揺蕩う 事觸れに
君は悲しむだろうか
消えていく 波間の聲
僕だけが大人になる
ああ 失くして 気づくこと
ほんの少し 大事に
優(yōu)しくしてあげたら
世界が飲まれたその後に
僕は入り江に殘された
いついつまでかもわからずに
心は傘もさせない
ごめんね何もできずに
遠(yuǎn)く 遠(yuǎn)く 遠(yuǎn)く
僕を連れて行け